2020年6月7日、佐倉草ぶえの丘バラ園の翌日に京成バラ園に足を運びました。京成バラ園は、海外からの観光客も訪れるほどの人気で、有名なバラ園です。故ミスターローズ(鈴木省三氏)が、初代研究所所長だったことでも有名です。約1600品種、約10000株のバラが見られるほか、ガーデンショップやバラグッズなど一日楽しめる場所です。
今回は、そんな京成バラ園の魅力をお伝えしたいと思います。
京成バラ園の歴史
京成バラ園のあゆみ
京成バラ園芸の設立は1959年、4年後には鈴木省三氏が経営していた「とどろきばら園」を吸収合併しています。鈴木省三氏は、世界で「ミスターローズ」と呼ばれるバラ界でも有名な方です。その後、バラの育種に励み世界のローズブランドと次々に代理店契約を締結してきました。京成バラ園として正式に開園したのは1999年となります。京成バラ園には、佐倉草ぶえの丘バラ園とはまた違った、現代バラが多数植栽されています。
京成バラ園の受賞歴
京成バラ園では、2015年佐倉草ぶえの丘バラ園と同時に優秀庭園賞を受賞しています。これまでに国内4園を含む42園が受賞していますが、民間では初めての快挙となります。
年 | 受賞名 |
---|---|
2015年 | 世界バラ会連合から 優秀庭園賞を受賞 |
京成バラ園の魅力
植栽されているバラの種類
京成バラ園ではモダンローズだけではなく、オールドローズから里山のような自然風庭園に植えられた原種など、約1600種類10000株のバラが植栽されています。最近ではアジサイも増えてきています。
やさしいバラのコーナー
やさしいバラのコーナー
新しく、整形式庭園の中にやさしいバラのコーナーが作られていました。「地球にも人にもやさしいバラ」と書かれており、とても素敵なことだと思いました。バラ界から革新してくれると、とてもうれしいです。ガーデニングをしていておそらく一番「消毒、肥料が必要」と言われている植物なのではないでしょうか?
コルデス HTオドゥールダムール メイアン HT
プリンセスシャルレーヌドゥモナココルデス Fノヴァーリス
バラを誘引する構造物
京成バラ園では、バラを誘引する構造物のスケールが大きく迫力満載です。つるバラの誘引の仕方などとても参考になります。
アーチのトンネル オールドローズ ポール仕立て
バラを育てている方は冬のバラ園も魅力的です
京成バラ園ではオフシーズンの12月~4月まで、入園料300円で入ることができます。プロの誘引や剪定が見れるので、とても勉強になります。ただし、花が咲いていない時期なので、自分の育てているバラがどこにあるか把握していないと難しく、開花時期にある程度チェックしておくのがよいと思います。特に、つるバラは、どのくらいの角度をつけて倒しているかなど、とても参考になります。
バラだけではない散策の森や自然風庭園
京成バラ園を奥に進むと現れるのは、自然豊かな里山風景です。そこには原種のバラやアジサイ、雑木など様々な植栽がなされています。バラ園のきらびやかな風景から一変、緑豊かなな光景が広がっています。
2018年5月撮影 寒緋桜 ロサルクスブルギーノーマリス 2018年5月撮影 湧き水
ガーデンマップ
京成バラ園は、HPでバラ園内をストーリービューで楽しむことができますので、是非下記をクリックしてみてください。
京成バラ園HPより引用
https://www.keiseirose.co.jp/garden/view/facility_map/
まとめ
京成バラ園は、バラ好きはもちろんガーデニングをされていない方にも楽しめるバラ園だと思います。園内はバラの香りに包まれ、風景を見ているだけでも楽しめます。ここは一眼レフカメラを持ったカメラ大好きな方も多く訪れるようです。若い男性があちこちにいらっしゃいました。今年は、コロナの影響で見かけませんでしたが、外国の方も多数見かけます。世界に誇れる日本のバラ園なのでしょう。
ぜひ、一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
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