山野草の「スミレ(Viola mandshurica)」の基本情報と、
近所の里山で見られるスミレ、我が家で育てているスミレの育て方とアリとの関係をご紹介します(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾⁾ペコッ
スミレは日本に自生する野草です。分布地は中国北東から東、朝鮮半島と日本を代表する山野草ですね。仲間のビオラは一年草ですが、スミレは宿根草です。日本の自生種なので環境にも慣れており、とても育てやすい植物だと思います( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )❤︎
そんなスミレさん、なんでそんなところに?ってほど庭のはずれにヒョッコリ芽を出すことがあります。 実はアリに種を運んでもらっているのです٩(ˊᗜˋ*)وてことで、今回は少しそのお話もしたいと思います(*´▽`*)❀
スミレの基本情報
科名/属名 | スミレ科/スミレ属 | 原産地 | 日本・中国・朝鮮半島 |
開花期 | 3月~5月 | 草丈 | 5㎝~15㎝ |
耐寒/耐暑 | 強い/強い | 花言葉 | 謙虚・誠実・小さな幸せ |
スミレの特徴
スミレの種はアリが運びます
スミレの種は、弾けて1m近く飛びます。それだけでも増えますが、なぜこんなところに生えてきた?そんな経験ありませんか?スミレの種には、 エライオソームが付着しています。
このエライオソームには脂肪酸、アミノ酸、糖などが含まれており、アリは甘い香りに誘われてエサとして巣に持ち帰ります。アリが食べるのはこのエライオソームのみで種子を食べることはありません。ですので、アリの巣の近くでスミレが芽を出します。このエライオソームはカタクリの種子にもついています。
もし、家のスミレは増えないと思っていらっしゃる方、アリの巣駆除してませんか?アリもガーデナーの仕事を一役買っているところがあります。少しだけ温かい目で見守っていただけると嬉しいなと思います(* ˃ ᵕ ˂ )b
日本の自生スミレは50種以上
日本に自生しているスミレは、50種類以上あると言われています。まさに日本はスミレ大国ですね٩(ˊᗜˋ*)و今では園芸種も増えています。我が家にも何種類かありますがコレクションが楽しそうな山野草でもあります。ただ気をつけたいのはスミレは種類により、自生地がさまざまで育つ環境が違います。
日陰が好きな子もいれば日なたが好きな子もいます。育て方のサイトはいくつもありますが、だいたい一緒くたにされています。ぜひ迎えたスミレがどんなところに自生しているのか調べてみてください。きっとうまく育てることができると思います(*>ω<*)ゞ
misa流 スミレの育て方
置き場所
我が家では、地植え鉢植えともに何株かあります。先に述べたように、スミレにもそれぞれ好みの場所があります。ですので、ここは割愛させていただきます。庭のどこかに自生地に似た場所がきっとあると思います。そこにおいてあげましょう。霜や雪には強いのであまり敏感にならず日なた日陰を意識するとよいと思います。
増やし方(うちはアリさんにお任せ)
うちはもちろんアリさんにお任せしてますが、種は熟すと弾けてしまいます。もし採りたい場合は、茶パックを花に被せておきましょう。採り撒きでも発芽します。もし保管してから撒く場合は夏の終わりごろに撒いてしまうといいと思います。
スミレの病気と虫
とくにうちでは病気になったことはありません。虫も特に目立ったことをするものもいなそうですが、春から秋にかけて、ツマグロヒョウモンの幼虫が葉を食べに来るかもしれません。
ビオラの回でもお話しさせていただきましたが、うちではスミレにはあまり興味を持たず、ビオラ大好きな傾向があります。もし、見かけたとしても花期にはあまり訪れないので、温かく見守ってくれたらうれしいです(* ˃ ᵕ ˂ )b
まとめ
アリとスミレのお話どうでしたか?うちでは、イチゴやブドウを持って行ってしまうアリなので、本来なら駆除してしまいたい気持ちがあります。そのへんは、アリを駆除するのではなく、イチゴにはサランラップをまき、ブドウは袋を被せ、アリは生存させるという手法をとっています。なるべく殺生をしない方法を探しています。
ぜひスミレさんのためにアリさんも生かしてあげてほしい…そう思います( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )❤︎