備忘録と実験に近い形になると思いますが、有機で植物を育てようという方の何かの足しにになれればと思います。有機栽培は、勇気栽培と言われるくらい面倒なイメージがありますが、私は、楽になったかな?それはおそらく、病気と共存だけではなく生きものとの共存にもシフトしたからだと思います。
まだまだ、化学の力が残っていますが来年にはすべてシフトできるよう頑張ります(*>ω<*)ゞ
無機栽培から有機栽培へ
無知だった頃の私
ガーデニングを始めたのは、お家を買ってからです。それまでは多肉植物を少し育てていましたが、お庭は要らないコンクリートだけでよい。という考えでした。なにせズボラなのでお庭=草取り(。-∀-)
お家を建てたことがある方はわかると思いますが、コンクリートにするととてもお金がかかります(笑)それはもったいないので、土という面積が自動的に増えました。
初めは砂利にしたり、人工芝にしたり…端っこに植物を少し植える程度。しかしとにかく土が生きていない土地だったことは確かで、ミミズはおろかスコップも90度に折れ曲がるくらいの粘土土、造成地だったので相当削ったのでしょう(。-∀-)もちろん植物が根を張ることは出来ず、枯らしたのは何株か…。雑草すら生えてこなかったこの土地…。とにかく土壌改良に色々と有機物を漉き込んでみたのは言うまでもありません。
そして、ここから化学肥料に取りつかれることに…。植物を植える時は、穴を掘って肥料を混ぜてその上に植物を植え付ける。当たり前に書かれていることを実行していました。
それは、初心者には無機なのか有機なのかも考える隙もなく、植物の植え方として身についてしまいました。
バラに魅了されて
だんだんと、お庭づくりが楽しくなり何を思ったかバラに手を出します。もともと好奇心旺盛なので、サボテン多肉、雑木だ宿根草だと何ともまとまりのない庭。今では蘭にまで手を出していますが、一応今のところここでストップしています(*//艸//)♡
お庭の土は未だ、無機なままです。なんせ生物がいない土地に化学肥料ばかりですから…ある意味うちの庭はプランターです(。-∀-)
バラを始めると、とにかく肥料、消毒がセットになります。もちろん私も消毒ローテーションなどの年間スケジュールを立て、肥料を大量に使い栽培をしていました。言い訳するなら、ほとんどのバラ栽培の本には、肥料と消毒が載っています。バラを咲かせたいばかりに、マニュアル通りに突き進みました。
バラが育たない庭へ
先ほど述べたように、我が家の庭はもともとが無機質な状態でした。なので、地植えにしたバラは一年目は咲きますが、二年目からは弱り始めます。もちろん化学肥料だけではなく、寒肥や堆肥なども漉き込んではいました。庭もすべてが初めから無機質な土ばかりな場所ではありませんでしたので育つところは育つけど、育たないところは育たない。それこそ日の当たり方があまりいい庭ではないので、つるバラ以外はほとんどが弱ります。
何がいけないのか、鉢上げしてしまえばそのバラはうんと元気になります。ほぼ迷走状態。植物は一年単位でしか変化を観察できないので、難しいですね。
草取りで気づいたこと
これは、本当にその作用なのかはわかりませんが、どうもバラの株周りは雑草があまり生えてこなかったこと。少し不思議に思いました。シェードガーデンやポタジェなどは、雑草がとにかく生えてきます。特にポタジェは底上げして底の部分はには、実は砂利が敷いてあります。どこからかミミズがわんさかやってきていました。半分は庭の残土です。いつの間にかふかふかに…それこそ面積は3㎡くらいしかありませんが(。-∀-)
何が違ったか…無消毒エリアで無肥料エリアです。
バラの病気で有名な黒星病(黒点病)は、土の跳ね返りで病気を発すると言われています。ですので、土にも消毒をしましょう。とよく聞きます。もちろんオルトランも撒いていました。せっかく堆肥を漉き込んでも、生物は全て無効化。地植えなのに無機質な土壌を作っていたのですね。なぜ気づかなかったのでしょう。これでは、いつまでたっても土が成長しませんね。
転機は仕事で自然保護に携わるようになってから
仕事場が変わり、自然保護に携わるようになり沢山の生物を見てきました。それまでは虫は虫でなんていうか、ただただ私のお庭を荒らすもの。的な見方しかしていなかったと思います。今その職場で3年目ですが、生物多様性を学び全ての生きものに生きている意味がある。ただただ、自分もその中の一人に過ぎないことに気づかされました。庭もモノではなく、生きているのだから共存しなければならない。そんな風に今は思っています。
バイオゴールドとペレポスト
現在の消毒、殺虫状況(2020年6月14日現在)
消毒は昨年6月が最後となっています。が、鉢植えには4月に撒いたオルトランが残っています。おそらくそろそろ切れるはず?だと思っています。虫に関しては、ほとんどテデトールも行っておりませんが、鉢の植え替えによって発見されたコガネムシの幼虫はサヨ~ナラ~(;д;)ノシさせていただきました(。-人-。) ゴメンネ
これから、戦うであろうカミキリムシは昨年同様見つけたら山に帰す、申し訳ないけど穴には殺虫剤を使わせていただくしか方法ないかな?と思っています。株元をストッキングで囲うという方法もあるみたいなので、追々やっていきたいとは思っています。
病気に関しては、我が家は黒星病(黒点病)しか出ないので、気が向いたら葉を取っていますがこれもあまりよくないかもしれませんね。免疫つけるためになるべく放置したほうがいいのかもしれません。うどんこは全く出ません。結局は化学肥料の窒素過多なのでしょう。うちのような無機質の土では、出ようがないのかもしれませんね(笑)鉢植えにも出ないけど…
化学肥料からバイオゴールドへチェンジ
消毒には過敏でしたが、肥料には無頓着でした。どうにも土がよくないので見つけたのが黒汁です。黒汁は活力剤ではありますが菌入りだそうで…ちょっとお高いイメージでしたが希釈率見たら、普段使っている活力剤とあまり変わりませんでした。菌を育てるにはやはり、有機物が必要ということで肥料や堆肥も有機質に変えなきゃ意味ないな…ということで、お高いバイオゴールドへシフト。(給付金も入りましたし・・・(*//艸//)♡)
それにしても、黒汁使ってるのに消毒してる人って意味あるのかな?人の抗生物質と同じで善玉菌も殺して…ると思うんだけど( ;∀;)だから、抗生剤とビオフェルミンってセットで出されてるんだよね?たぶん…(素人見解です)
これから、大量にバラ苗が届くので(←コロナストレスの後遺症)有機栽培でどのくらい頑張れるのか見届けたいと思います。
バイオゴールドは、本家で購入しました。2020年7月からお値段が上がるようです( ノД`)シクシク…
もう少し、手に取りやすいお値段だったらと思いますがやはり、人の手のかけ方が違うのでしょうがないですね(。-∀-)もうお庭も植物だらけですので、今後はこういうものにお金をかけねばです(。>д<。)ゞ
マルチング材で選んだペレポスト
おそらくバラしか育てていなかったら、見つけられなかったと思います。ラン菌入り植込み材。ランを育てている人は、聞いたことがあるはずラン菌です。ラン菌は自然界の善玉菌で病害菌を分解してくれると言われています。このペレポスト、何やらとっても扱いが大変なようですが付加効力があればいいなという感覚で、マルチング材として使ってみることにしました。高い!!と思いましたが、だいぶ膨らむので2袋も買ってまだ1袋半も残っているので…まぁ大丈夫そうです(。-∀-)因みにバラ鉢大小ありますが、40鉢位に使いました٩(ˊᗜˋ*)و
晴れたら、地植えのバラさんの株元にも撒こうかな?って思ってます。針葉樹のいい香りがして腐葉土よりいい気がします。すでにダンゴムシが鉢の上で転寝してます…徐々に膨らんでなじんでいきます。
私のペレポスト購入先⇒
あまり売ってないようです。海水魚を飼育している時にとってもお世話になったcharm 楽天市場店さんで頼みました。
そういえば海水魚飼育も有機だなぁ~なんて思い出しました(*//艸//)
まとめ
私はまだまだ始まったばかりの有機栽培者です。もしかしたら、トンチンカンなことを言っているかもしれません。数年後には、また考えが変わっているかもしれません。それは成長という形で見守っていただけたらな~。と思っています。
植物には目に見えない癒しの力がありますね。バラには抗うつ効果があると研究も進んでいます。しかし、農薬は発がん性物質が含まれているとかいないとか?なんとも、難しいお話。少なからず生物に影響のある物を使い続けるのはいかがなものかな?と今の私は思うのです。
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