スミレ科が食草のツマグロヒョウモンとは

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タテハチョウ科のツマグロヒョウモン(hyperbius)の生態や特徴、出会い方(見つけ方)をお伝えします(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾⁾ペコッ

ツマグロヒョウモンオス
キバナコスモスの蜜を吸うツマグロヒョウモンのオス

ツマグロヒョウモンとは、ヒョウモンチョウの一種です。名前の通りヒョウ柄です。ツマグロ(端黒)という名がついているのは、メスが羽の先端に黒色をまとっているからでしょう。性別を見分けるのが簡単なチョウです。

ガーデナーにとっては、害虫の部類に入ってしまうかもしれませんが、ビオラスミレなどの花期には越冬中(冬眠状態)で、悪さはしないので、温かく見守ってほしいチョウでもあります。(私は夏もビオラを咲かせるので、ちょっと厄介ですが放置してます。)

目次

ツマグロヒョウモンの基本情報

ツマグロヒョウモンメス
ツマグロヒョウモンのメス
目/科名/属名  鱗翅(リンシ)目/タテハチョウ科/ツマグロヒョウモン属
観察時期 4月~11月
分布 関東北陸地方以西(温暖化により生育地域は年々北上中)
主な食草 幼虫…スミレ科の植物・成虫…花の蜜、水
毒の有無 毒はありません。触れても大丈夫です。

ツマグロヒョウモンの特徴

ツマグロヒョウモンとつるバラフィリスバイド
ツマグロヒョウモンとつるバラフィリスバイド

温暖化によって分布地域は年々北上中

タテハチョウ科のツマグロヒョウモンは、近年温暖化の影響で徐々に北に勢力を伸ばしています。小さいころに近所で見かけたことがなかったのですが、ここ最近はアゲハチョウよりも見かけるようになりました。1980年代までは、近畿以西に生息していたようです。

幼虫の食草がスミレ科なので、食には困りません。私がおばあちゃんになる頃には、北海道まで勢力を伸ばすかもしれませんね٩(ˊᗜˋ*)و

幼虫の食草はスミレ科

ツマグロヒョウモン幼虫

幼虫の食草はスミレ科です。私の庭には、スミレビオラがありますが、スミレ科の中でもビオラが好みなようです。春の零れ種から夏に花を付けたビオラは、すごい勢いで食べられてしまいます。

食べ終わると、次の鉢植えに移動します。きっとチョウ部門の大食い選手権代表に選ばれること間違いなしです。因みに、葉がすべて食べられてしまったので、アメリカスミレサイシンに移動してあげましたが、お気に召さなかったようで、他のビオラの鉢へとせっせと歩いていました。

アメリカスミレサイシンは、我が家では自生種として生えてきますので、できればそちらを食べてほしいものです…˚‧º·(˚ ˃̣̣̥⌓˂̣̣̥ )‧º·˚

ビオラの記事はこちらから是非どうぞ(*>ω<*)ゞ

ツマグロヒョウモンの探し方

ツマグロヒョウモンオス2
キバナコスモスとオスのツマグロヒョウモン

成虫のツマグロヒョウモンは花のある場所で

成虫のツマグロヒョウモンの食事は、花の蜜です。ですので、山などではなく公園の花壇や家の庭などでみられる身近なチョウです。

花の好みもあるようで、バラの蜜はあまり吸いません。観察していてよく見かけるのは、キク科の植物です。ただこれは、私の観察範囲内なので本当はもっと好きな花があるかもしれません(*´▽`*)❀

幼虫のツマグロヒョウモンはスミレやビオラのある場所で

春のビオラ

幼虫は冬の間、冬眠状態で越冬します。4月暖かくなってくると活動し始めるので4月頃から見ることができますが、よく見るのは、5月から7月頃が多いような気がします。

スミレ科の植物は5月頃までしか咲いておらず、葉だけになると探すのが大変です。4月頃にスミレ科の株が植わっているところを探しておくのがポイントです。

もし庭でツマグロヒョウモンをよく見る場合は、自宅のスミレ科の植物を観察してみると、出会えるかもしれません。

まとめ

ガーデナーは幼虫には敏感です(; ꒪ㅿ꒪)そして、全ての幼虫をひとくくりにして、駆除しようとします。特に被害がないものは、できるだけそっとしておいてほしいと思ってます。

もちろん、幼虫は鳥やハチ、アブの食事でもあります。なるべく、いきものの循環に任せていきたいですね(❀ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾ᵖᵉᵏᵒ

ツマグロヒョウモンオス3
キバナコスモスとオスのツマグロヒョウモン
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