トゲが少ないランブラー「Rヴァイオレット(Violette)」の基本情報と、
我が家での経験を生かした育て方と情報をご紹介します(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾⁾ペコ



Rヴァイオレットは、2015年頃お迎えしたと思います。バラを始めた初期の頃で、あまり記録が残っていません。まだ、ランブラーが何かすらわからなかった頃にお花のタグ写真だけ見て連れて帰ってきた記憶があります。初めてお花を見たときは、これもバラなのね?!と驚いたものです。バラというのは、私の中で剣弁咲きで大きくて派手なものと、イメージしていました。
Rヴァイオレットは、小輪でトゲも少なく可愛らしい子です。日陰でも耐えられるのではないかと思います。ランブラーの一季咲きのわりには成長は緩やかです。下の方からも花を付けますし、初心者にも育てやすいランブラーなのではないでしょうか?
ヴァイオレットは、ヴィオレッタやバイオレットとも呼ばれています。
Rヴァイオレットの基本情報



作出 | 1921年 フランス | 系統 | Rランブラー(Polポリアンサ) |
Eugène Turbat & Compagnie | 交配 | Veilchenblauの実生 | |
花形 | 丸弁咲き | 花径 | 小輪(2~3cm位) |
芳香 | 微香 | 開花 | 一季咲き |
伸長 | 5m(樹高2m位) | 花色 | 赤寄りの紫 |
耐陰性 | 普通 | 耐暑/耐寒 | 普通/強い |
黒星病 | 普通 | うどんこ病 | 普通 |
Rヴァイオレットの特徴
Rヴァイオレットはブルーランブラーの実生から






今では何種類というバラが、交配や枝変わりなどを得てこの世に生まれてきていますが、Rヴァイオレットはブルーランブラーの実生から生まれたバラです。
葉や枝はそっくりですが、花はRヴァイオレットの方が一回り小さく赤みが強い紫です。実はこのブルーランブラー、我が家にもいたのですが突然枝が枯れ始め、原因が見つからないままあっという間に枯れてしまいました。花弁がひらひらしていてとてもかわいく、この春二代目をお迎えしています。バラは気に入ってしまうと、なぜかまたお迎えしてしまいますね。不思議なものです。
ローズヒップも楽しめます



Rヴァイオレットは一季咲きで、少し物足りなさはあるかもしれませんが秋にはローズヒップが楽しめます。パーゴラの上に到達しているので、昨年(植え付け4年目)から、花殻切りはしていません。冬の剪定までそのままなので、よくヒヨドリが食べに来ています。落ちた実からバラの芽も出ていて、この間拾い上げました。もしかしたら、隣のコーネリアさんの子供かもしれませんが…(*ノωノ)テレ
実生から、違うお花が咲くこともあるのでこれもまた楽しみの一つです。ブルーランブラー→Rヴァイオレット→もしかして違う子かな?なんて妄想してしまいます٩(ˊᗜˋ*)و
実際にRヴァイオレットを育ててみた感想
Rヴァイオレットの植え付け場所



朝日が少しあたる場所ですが、株元はほとんど日が当たりません。上部はわりと日が当たっているとは思います。耐陰性は強いほうだと思います。ランブラーは匍匐性なので、もともと日陰には強いのかもしれません。あまり日が当たらなくても、花付きにも成長にもあまり影響はないように思います。
Rヴァイオレットの誘引ビフォーアフター
誘引と花期(2020年春)






あまりいい写真がなかったのですが、どんな誘引でも花を付けてくれます。ただ、上に向かって咲いてしまうため、パーゴラの入り口も下の方に誘引しています。特に倒さなくても、下から花を付けてくれます。
Rヴァイオレットの枝ぶり



トゲがあまりないのが特徴です。枝も扱いやすく、ランブラー初心者にはうってつけのRヴァイオレットです。
Rヴァイオレットの花



小さな花を房咲きで咲かせます。咲き始めは赤の強い紫ですが、徐々に退色し青みの強い紫へと変化します。一房に10以上の蕾をつけることが多く、とても見ごたえのある房咲きです。ステムが少し硬く上を向いてしまうのが少し難ですが、下からも咲くのでなるべく枝を下に誘引するのがコツだと思います。
Rヴァイオレットの病気と虫



花を食べられることは、ほとんどありません。うどんこ病も見たことが無く、株元の方では少し黒星病が出ますが、おそらく日陰なのが原因でしょう。無農薬でも問題がないレベルです。
まとめ
Rヴァイオレットいかがでしたでしょうか?今年は開花期に雨が多く本来なら上向きに咲いているRヴァイオレットですが、垂れさがっていることが多かったように思います。晴れている時と、雨が降っている時ではまた表情が変わります。
ランブラーはちょっとと悩んでる方は、育てやすさに驚くランブラーかもしれません。ぜひお庭に一つランブラーいかがでしょうか(*>ω<*)ゞ


